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ニュースリリース

平成17年8月1日

ユーザー紹介

ユーザーの声「日本列島北から南から(3)」―北陸編

--- 乾燥機・籾摺機 -愛されて40&30年キャンペーン記念- ---

 サタケは、農家用の循環型乾燥機誕生40年、揺動式籾摺機誕生30年を記念し、現在、『愛されて40&30年 日本のロングセラー サタケの乾燥機・籾摺機キャンペーン』を実施しています。このキャンペーンの記念として、日本各地のユーザーを訪問し、米づくりに対する思いや取組みなどについて語っていただきました。今回の訪問先は北陸(石川県と富山県)です。

1.石川県 松本外與吉氏

「米作りはボケっとしていてはだめ。施肥のタイミングなど常に緊張感を」と話す松本外與吉氏

平成14年に献上米を生産した証

乾燥機から精米機まですべてサタケ製を使用

色彩選別機も備える

「あなたが作ったお米が欲しい」と消費者に言われる
何よりもうれしいことだ

<ユーザープロフィール>
松本外與吉(まつもと とよきち) 氏 73歳
住所:石川県
ディーラー:JA小松

 小松市は石川県の南部に位置し日本海に面する、人口では金沢市、白山市に次ぐ石川県第三の都市である。東には霊峰白山がそびえ、そのすそ野には田園が広がっている。霊峰白山が育む清流と肥沃な大地、そして雪深い冬は土壌を豊かにしている。稲を力強く育ててくれる陽の光ふりそそぐ暑い夏と、農業を愛しねばり強く根気のある小松人気質が、美味しく、きれいな小松米を育てているという。

 「味・香り・粘りの三拍子揃った小松産のコシヒカリは美味しい」と語るのはこの地で農業を営む松本氏。米(コシヒカリ)を5町、もち米(新大正)を2町、すべて有機栽培で育てる。新大正は、一般に美味しいが育てるのが難しいと言われる品種。「私がつくった新大正は美味しさに絶対の自信がある。適した施肥で甘みがぜんぜん他と違うよ」と自信をみせる。松本氏は、日本で12番目に有機認証を取得した、有機栽培のエキスパート。有機認証とは、財団法人自然農法国際研究開発センターが認めるもので、お米を有機栽培する生産者であることの証明であり、生産されたお米には有機JASマークが使用できる。1回認証を取得すればよいのではなく、定期的に厳しい検査を受け、基準を満たしていく必要がある。そのため、基準を維持していくのは、とても手間と費用がかかり大変なこと。続けられず、やめていく人も多いそうだ。そのため、松本氏のもとには、東京などからもマイクロバスで米作りの見学に来る生産者が多い。平成14年に、小松市では22年ぶりに献上米を出した。その生産者に選ばれた松本氏。桐の箱に作ったお米を入れ、天皇陛下に直接手渡したそうだ。

 今や日本の米作りの先頭を走る松本氏だが、農業をするつもりは全くなかったという。元々、建具職人を35年間続けていた。45歳のとき、父親から2反ほどのほ場を引継ぎ、生産組合の組合長を務めることとなり、米作りを始めるきっかけとなった。次第に農業が忙しくなり、建具職人を続けることができなくなった。いまではすべて有機栽培で米、もち米あわせて7町までひろがった。作業場の中には、建具職人であったことを思わせる機械の設置方法などが見られる。「儲かる儲からないの問題ではなく、人と接することはとても好きなので続けていきたい」と、ご自分の有機栽培米の他にも、請負の乾燥調製作業への意気込みも見せる松本氏。乾燥機、籾摺機は、シーズンになるとフル稼働。「個別乾燥にはこだわっている。乾燥機にお客さんの名前を書いた紙をはり、他の米と混ざるのを防ぐようにしている。お客様ごとにきちんと管理したい。お客様のお米の管理を雑にしてはだめだ。籾摺をするときは、個別に処理していることを見てもらうため、米の持ち主を呼んで、目の前で籾摺りをする。中には、『まかせるからやっといて』と言う人もいるが、しっかりと見て確認してくれるようお願いしている。ちゃんと分けて処理しているのが私のこだわりであり、混ぜたと思われた時点で信用は0になる」と、お客様への誠意を語る。

 「最近は、健康志向で玄米のまま食べる人もいる。また、5キロとか10キロという少量のニーズもある。玄米のままでも、また、少量でも不良品が混ざらないよう、高品質な米作りを目指している。そのためには性能の良い機械が必要だ」松本氏の作ったお米は、東京などの首都圏でも食されている。乾燥機が6台、籾摺機が2台、選別計量機3台、さらに精米機、石抜機、色彩選別機までもそろえる。以前は他社の機械も使っていたが、使いやすさと「良いものは良い」という松本氏のメーカーへの信頼性からオールサタケとなった。サタケにすべて揃えてから機械の調子も良いそうだ。「機械を調子良く使うためにも、毎年、続けて農業をしていきたい」と常に前向きの考え方だ。

 お米の消費量が減っていることに関して、「米離れの原因は、2つ考えられる。消費者が新鮮なお米を食べていないため、お米が美味しくないこと。もうひとつは、お米は一般に、大きな袋で購入する習慣があるため、場所をとるからといって少しずつ購入しやすいパンにしてしまう主婦が多いこと」その解決策として「夏場はお米が変色などを引き起こしやすい。鮮度が保たれたお米を食べてもらうため、5キロなど少量の袋で出荷するようにしている。そうすれば食味も落ちないし、場所もとらない。これからは、少量ずつで新鮮なお米を消費者に食べてもらうよう生産者と販売者は考えていかなくてはだめだ。また、農家は美味しいお米を作るよう努力する必要がある。米作りはボケっとしていてはだめ。施肥のタイミングなどがお米の食味を左右する。その苦労は必ず消費者に伝わる。あなたの米が欲しいとよく言われるが、米作りをしていてそれは何よりもうれしいことだ」

 松本氏の作ったお米を消費者が欲しいということ、これは松本氏の米作りに関わる事ができたという点で、刈取後の機械をすべて納入しているディーラー、メーカーとしても大変うれしいことである。常に消費者の立場で米作りを考える松本氏。新鮮なお米を食べてもらうために、少量ずつの購入を勧めるなど、生産者ならではの提案も行う姿勢は、これからの農業ばかりでなく、消費者の生活も元気にしてくれるはずだ。

2.富山県 櫻井昭洋氏

米づくりから経営まで研究熱心な櫻井氏

機械はオールサタケ

サタケの機械は壊れない」とサタケの良さを語る

児童クラブの子供たちによる手植えを開催。「地域と積極的に交流することも農業をするうえで大切」と櫻井氏

先進の機械で楽しく、しっかり考える

<ユーザープロフィール>
櫻井昭洋(さくらい あきひろ)氏 32歳
住所:富山県
ディーラー:富山クボタ砺波営業所

 チューリップの球根の生産で有名な富山県西部の市、砺波市。市内には7ヘクタールの広大な公園「チューリップ公園」があり、春には450品種、100万本のチューリップが、夏には色鮮やかなカンナが咲き誇り、多くの家族連れで賑わう。チューリップは、米収穫後の冬場の生かし方としてほ場で生産する。この地で若くして農業を営む櫻井氏は、高品質で効率の良い米作りに励んでいる。
自分のほ場と請負をあわせて、米(コシヒカリ、早場米てんたかく)を20ヘクタール、大豆を10ヘクタール育てる。連作障害が出ないよう、ブロックローテーションに特に気を使っている。また、今年は大麦(ファイバーイースト)を3.5町育て、連作障害防止で大豆の育ちが良くならないか試験的に育ててみるなど研究熱心だ。4月25日から5月15日頃まで田植えをした。地域への活動も積極的で、今年は5月22日に児童クラブの子供たちを集めての手植えによる田植えを地元婦人会と協同で開催した。たくさんの子供たちが田植えを行い、大好評を得た。秋には子供たちと鎌で刈り取りを行い、育てたお米をおにぎりにして食べる収穫祭を予定している。

 農業は先祖代々引き継がれてきたが、父親の代で本格的に取り組み始めたという櫻井氏。米作りは物心のつく頃から携わってきた。「細かなチェックなどは米作りの経験が長い父が、メインの作業と機械のメンテナンスは私が担当しています。父は社長のような存在ですね」と現在も父親を米作りの先輩として慕っている様子だ。櫻井氏は、使わなくなった乾燥機の部品などを組み合わせて、大豆用の平型乾燥機を作ってしまう器用な人だ。「農業を行う上で、機械にかかる経費の占める割合は大きい。しかし、機械の導入で飛躍的に効率は上がり、結果的に利益を生む。よく考え、費用をかける所はかけ、かけないところはとことん削るよう、メリハリをつけている」と経費に関しての確固たるポリシーを見せる。また、米作りを請け負うという立場では、「ほ場を預かる以上、きちっと管理するよう心がけている。米の出来上がりだけではなく、お客様に対して誠意を見せないといけない。特に、ほ場の見栄えは大切だ。あぜの草はまめに刈り取るようにしている。草ぼうぼうでは、信頼されなくても当たり前」と細かなところにも気を配る。

 もともと他社の乾燥機を使っていたが、更新でサタケの乾燥機を導入した。「サタケの機械は壊れない。しょっちゅう壊れていたのでは仕事にならない。また、壊れても電話で直せるというメリットもある。何時に修理に行きますといった約束やメンテナンスのしやすさなど、サタケのバックアップは大きなメリット。つまり壊れた時の修理対応が機械を選ぶときのポイント。ユーザーは、機械が壊れた時、サービスマンを待つしかない。だから機械が壊れない事、また、簡単にすぐ修理できる事は一番喜ばれる事だと思う」とサタケを選んだ理由を語る。また、「以前に比べ、火の安全性が飛躍的に向上した。火は大事故につながるので、大変に気を遣うものだ。ユーザーに限らず、メーカーに対しても同じこと。火の事故があるとどれだけシェアがあるメーカーでも信用は一気にゼロになる」と安全性も重視。また、「サタケの乾燥機を使うようになり、乾燥ムラが皆無。精度がとても良い。乾燥機も籾摺機もびっくりするほどコンパクトになった。同じ納屋で、より処理量の大きいタイプを導入することができる。より小さく、より能率良く、精度も高い。場所を取らないので良い。特にサタケの乾燥機、GDR-CZシリーズ、籾摺機HPSシリーズは名機だね。サタケの乾燥機、籾摺機はシーズン終了後の残留が非常に少ない。残っていたとしても若干の量。農家の中には、シーズンが終了したら、電源を切るだけで掃除をしない人も多いですからね」と性能面でもご満足の様子。その反面、機械を購入する時の決め手はメーカー名ではないと言い切る。「サタケといえば農家なら必ず知っているが、ユーザーはメーカーに対するこだわりより、販売店やメーカーの担当者の誠意で買うか買わないかを判断する。なぜならユーザーは、機械購入後の操作やメンテナンスなど不安がいっぱい。その不安をなくす事ができるのは販売店・メーカーの担当者である」と販売店、メーカー担当者の重要性を語る。「サタケには、これからも他社の追従を許さない良いもの作りを続けて欲しい。また、少しずつ企業全体の努力で良いものをより安く作っていただきたい。サタケに限らず、メーカーには現場を大事にして欲しい。製品作りはまずは現場が大事。良い製品だからとユーザーに押し付けるようではだめだ。製品は、お客さんのところでお客さんに使われ、初めて意味を成す。常に現場で使われていることを意識して研究開発することで、メーカーも効率よく、良い製品が作れると思う」とメーカーへのメッセージも。

 「米作りは厳しい。だが、一番忘れて欲しくないのは、楽しく田んぼをすること。楽しく米作りをしないと消費者の喜ぶような米はつくれない。そのためにも、わたしは研究心を持っていろいろ新しいことは試すし、収量よりも品質向上に研究心を燃やす。品質の向上が難しければ、維持していくためにはどうしたらよいか考える。消費者は安くて美味しい米を求めている。それに応えられるよう、効率的な米作りをして経費削減に工夫をしたい。これからは、しっかり考える農業。苦痛を感じたり気がめいるようなことがあっても、今年一年良くやったと振り返れる農業を実践してもらいたい」と読者にもメッセージを伝えた。

 「米作りは生活の基盤。地域の土地を守り、担い手としてがんばっていく。作業の効率化による経費削減は一番の課題だ。そうしていかないと生き残れない。効率化で結果的に効果が望める事はどんどん試すし、必要なところにはお金をかける事が大事。目先の経費削減ではなく、大きなスパンで計画を立て、投資するところは投資する」と将来を視野に入れた考えを強調する櫻井氏。富山県は営農組合の数が日本一多いことで知られる。農業が衰退していく中でも、富山県は先祖代々引き継がれる田畑を残していこうという意識が強い。櫻井氏もその意思を持ったひとりである。櫻井氏の言う"しっかり考える農業"とは、毎年画一的に生産するのではなく、生産者の集いに積極的に参加して米作りを研究するなど、地域農業の活性化にも力を注いで農業全体がよくなるよう考えることだ。日本中にこの考えが広がれば、日本の米作りがもっと元気になるに違いない。

 

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)

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