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2011/07/19

日本全国 「ピカ選」ユーザーの声 ~近畿編~

--- 農家用小型光選別機「ピカ選」使用レポート その1 ---

 サタケ(東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、2009年に農家用小型光選別機「ピカ選」を発売して以来、全国各地より大きな反響を頂いています。実際にお使いになられているお客様の生の声をお届けするため、全国各地の農家を訪問し、「ピカ選」の印象や米づくりにかける思いなどをレポートしていきます。今回の訪問先は、「滋賀県」と「京都府」です。


山川さん(右)と前川さん

「共同経営で安定した利益を」

<ユーザープロフィール> 稲田ファミリー
山川 和男氏(65歳)
前川 謙一郎氏(59歳)
住所:滋賀県東近江市
営農規模:うるち米(コシヒカリ、キヌヒカリ、秋の詩)17.5ha 他
ディーラー:東近畿クボタ東近江営業所
       所長 福島 弘勝氏


 滋賀県は今年の大河ドラマの主人公「江」の育った長浜城や、ゆるキャラブームの火付け役「ひこにゃん」で一躍有名になった彦根城などがあり、今最も注目されている地だ。その中心に水を湛える日本最大の湖 琵琶湖の東側に位置するのが、東近江市北清水地区だ。この地には、鈴鹿山系から琵琶湖へと注ぎ込む豊富な湧水があり、近江米と呼ばれる良質な米が育つ。

稲田ファミリー ライスセンター

 「山の水がそのまま流れてきているので、美味しいお米ができる。その美味しさが口コミで広まり、お米を分けてくれという人もいるくらい」と稲田ファミリーの山川さん、前川さんは太鼓判を押す。稲田ファミリーの『稲田』は、集落にある稲田姫神社の名からとった。出雲大社の八重垣神社の流れをくむこの神社のせいか、北清水地区には『稲田』を名字に持つ人が多い。集落をひとつの家族と見立て、ファミリーと続けた。
 名神高速道路が走り、立地の良い滋賀県には物流拠点・工場が数多く立ち並び、就農離れが課題だ。若い人の中には手間のかかる農業より工場勤めを選ぶ人も多く、米を中心に集約化が進んでいる。中でもこの地区は兼業農家が多く、高齢化により請負農家に田圃を譲る人が多い。そのような中、2006年に稲田ファミリーは特定農業団体として発足した。2009年には農業組合法人となり、ライスセンターを新設した。現在、37戸が参加し、水稲を栽培するとともに、裏作で麦や大豆、菜花等も栽培している。

東近畿クボタ 東近江営業所 福島所長

 ライスセンター稼働時には光選別機を設置しておらず、米に石が混じるなどの問題があった。調製した米はほぼ全量を農協に納入するため、高価で買い取られる等級の高い米に調製したかった。そこで、これまで付き合いのあった、東近畿クボタ東近江営業所の福島弘勝所長に光選別機のリストアップを依頼。当時を、福島所長は「高性能で安価な『ピカ選』しか頭になかった。唯一籾摺機との連結運転ができますし。これまで多くの農家さんが光選別機を入れたいと考えていましたが、他の製品では実現できなかった。『ピカ選』が出たことで、可能性が拡がりましたね」と振り返る。福島所長の勧めにより、10月に『ピカ選』を導入。合わせて籾摺機以降のラインを全てリニューアルした。
 「ピカ選」の印象を、お二人に伺うと、「たまたま肥料の講習会を受けに行ったら、実演をやっていた。キレイに悪い米や石がはねられていて、すごい技術だわと思った。等級を上げるだけでなく、石がとれるのが良い。『ピカ選』があれば石抜機で取れなかった小さい石を取ってくれるからね。うちは裏作で麦も作っていて、同じコンバインで麦も刈り取るから、これまで米の中に麦が混ざっちゃうこともあったんだけど、その点も『ピカ選』なら安心だね」と話した。
 稲田ファミリーの誇りは、配当金の多さだ。他の集落の配当金は10haあたり1万円程度だが、稲田ファミリーでは4万5000円(土地借用料1万5000円+農地管理料3万円)支払う。配当金に惹かれて、他の農業組合法人から移ってきた人もいるという。「その分、組織にはほとんど金が残っていない」と山川さんは笑う。「配当金をきっちりみんなに払えた時が一番嬉しい。今は振り込み式だから、昔ほど実感は湧かないけどね」。「ピカ選」がその配当金の高さの一助となった。例年1~2割は2等米となっていたコシヒカリとキヌヒカリだが、昨年は全て1等米となった。厳しい猛暑で、カメムシによる甚大な被害を受けたにも拘わらずである。

マニュアルを持つ前川さん

 人数の少ない中での経営は、各自に専門性を持たせることで成り立っている。それぞれ、責任部門に集中して管理できるので、お互い良い影響がある。機械部理事の前川さんは、自分以外の人でも機械を扱えるようにと、お手製のマニュアルを作成。カラーの写真付きで分かりやすく手順を説明している。「以前、前に使った人の使用方法が悪く、機械が止まってしまったことがあった。みんなのものなので、少しでも大事に使ってほしい。この手順書どおりに機械の操作を行えば大丈夫。特に『ピカ選』は操作が分かりやすく、今までもノートラブルだ」と話す。
 「ピカ選」の改良点を聞くと、「今のところは特にない。強いて言えば、使用する30分くらい前に電源を入れなきゃいけないのが、面倒かな。まぁ、それくらい不満はないよ」と満面の笑みで答えてくれた。さらに今後の展望を尋ねると、「自分たちのやってきたことに自信があるから、今後米の価格が下がってもやっていけると思う。この体制でダメになるときは、日本の農業が崩壊する時だ」と、お二人は自信を覗かせた。





「ピカ選」とともに 小田さん

「こだわりの農業にはこだわりの機械を」

<ユーザープロフィール> 有限会社 あっぷるふぁーむ
小田 浩二氏(68歳)
住所:京都府与謝郡与謝野町
営農規模:うるち米(コシヒカリ、日本晴、ヒカリ新世紀)32ha、もち米0.9ha 他
ディーラー:全農京都 加悦農機センター
       センター長 岡田 浩氏


 日本三景のひとつ「天橋立」から車で30分ほどに位置する与謝郡与謝野町は、自然美に定評がある。観光名所の滝の千年ツバキ(「丹後天橋立大江山国定公園」に指定)があり、谷が深くて良い水が湧いている。その一方で、日本海に近いため、雨が多く湿害が起こりやすい。播種時期が梅雨と重なり、刈り取り時期には雨や霜が発生するなど、稲作が難しい地域である。古くから、近隣の綾部・福知山の養蚕で作られた絹を、この地区で機織りし、「丹後ちりめん」として販売してきた。そのため、兼業農家が多く、営農集団を核とした農業が盛んだ。

広大な農地に囲まれたライスセンター

 滝地区は谷あいに位置することもあり、農地が少ない。昔から少ない農地を分け合い、粛々と農業を営んできた。 あっぷるふぁーむの前身は、1987年に農家6名で結成した「大江山観光農園」である。水田転作への対応として始めたリンゴ栽培の共同管理を目的に作られた。同時に農産物販売も行う「喫茶あっぷるふぁーむ」の営業も開始。1992年には、「農業生産法人 有限会社あっぷるふぁーむ」を設立し、水稲を中心に露地野菜、施設園芸、果樹を柱に経営を始めた。1994年には認定農業者となり、有機肥料利用を中心とした農業生産へと拡大。2000年からは白大豆の生産を受託し、豆腐加工業者への販売を始めた。さらに販売先の豆腐工場の副産物である「おから」を原料として町が製造する有機質肥料「京の豆っこ肥料」を水稲や野菜などに使用し、町が推進する「循環型農業」に先進的に取り組んできた。この肥料は、おからだけでなく、米ぬかや魚あら等の天然素材も配合された有機質の肥料なので、お米の美味しさはもちろん、安全・安心もお墨付きだ。この肥料で栽培された米は、「京の豆っこ米」というネーミングで売りだされており、あっぷるふぁーむで生産されるコシヒカリの8割は豆っこ米だ。

全農京都 加悦農機センター 岡田センター長

 あっぷるふぁーむでは、米を農協に出さず、全て直接販売している。インターネットや地元道の駅での販売も人気だ。「こだわりの米を直接、消費者に届けたい」と語るのは、代表の小田浩二さんだ。「せっかく循環型農業に取り組み、育て上げたこだわりの米も、石や被害粒が入ってしまっては意味がない」と、早くから光選別機の導入を考えていたが、「これまでは高価で性能もそこそこの光選別機しかなかった。導入したいけど、コストと性能の釣り合いがとれず、踏み止まっていた」という。そんな折に「ピカ選」発売の知らせを届けてくれたのが、加悦農機センター長の岡田浩さんだ。「あっぷるふぁーむさんにぴったりフィットする機械が出たと思った。早速、社長に話をしたら、トントン拍子に話が進み、2010年8月に納入した」。折しも昨年は猛暑でカメムシ被害が目立った。例年であれば、高温障害で苦労するところを、「ピカ選」が間にあったため、良質な米に調製できたという。その評判を聞きつけて、他の生産者からの選別委託もあった。「トラックに米を積んで持ってきた生産者が、みな喜んで帰って行った。その生産者が直販している中に沖縄の米屋さんがいて、沖縄では玄米食の人が多く、『ピカ選』で選別したキレイな玄米を送ることができたので、喜ばれたらしい」と「ピカ選」の効果を語った。さらなる要望を聞いてみると、「ピカ選は最大流量が2トン/hだが、もうちょっと流量の多い製品ができると良いな」と語ってくれた。
 現在、社員は25名だが、うち20~30代が6人と若い世代に期待が集まっている。そんな中で小田代表が心掛けていることは、事故の防止と多品種栽培だ。「大型機械を使って作業を行うため、事故はつきもの。これまでも怪我が絶えなかった。なるべく事故が起きないよういつも気を配っている。また、品種を多く作ることで、経営を存続できるように心掛けている。一つの作物に絞って栽培していると、その作物がダメになった時に立ち行かなくなってしまう。今年の豪雪でハウスが12棟倒壊したり、台風で水に浸かってしまったりと、自然相手のことなので、予測がつかない。従業員みんなであっぷるふぁーむを続けていけるよう、いつも考えている」と語った。

喫茶あっぷるふぁーむの「農園カレー」

 最後に喫茶あっぷるふぁーむ(現在は㈲あっぷるふぁーむとは経営を切り離している)で、なすやピーマンなど旬の野菜たっぷりの「農園カレー」を頂いた。ご飯の旨みと野菜の甘みが口いっぱいに広がった。あっぷるふぁーむは、確かにこの地で作物を育て、人々に元気を与えているのだと実感する味だった。


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