サタケの光選別技術を使って自動車のリサイクルが行われているのをご存知でしょうか?

光選別技術を組み合わせた新しい塗膜除去技術を自動車メーカーと共同開発。その後の「バンパーリサイクル用塗膜剥離設備」の製品化につながりました。自動車のバンパー部分は廃棄されたバンパーを粉砕し塗料を剥がします。幾度か同様の行程を経て原料のペレットとして再生され、最適なかたちに作り替えられています。その過程で色が落ちなかったものを選別する必要があります。それも正確かつ高速に。サタケはそれらの技術に非常に長けているのです。

サタケはどのようにして高度な選別技術を獲得したのでしょう?

プラスチック研磨機(PBA25A) プラスチック研磨機(PBA25A)
光選別機マジックソーター(RMGS281CIS) 光選別機マジックソーター(RMGS281CIS)
湿式表面洗浄機(SJR025A) 湿式表面洗浄機(SJR025A)

そのルーツはやはりお米です。収穫したお米は石やゴミなどの異物や、不良米などの不純物が含まれています。これらを効率的に取り除くことが、昔からの課題でした。サタケは長年の研究開発の結果、光選別という技術でパイオニアとなりました。

精米工場で白くなったお米は選別機にかけられ、不純物が取り除かれます。皆さんの口に届くまで、裏ではそのような手間が加えられているのです。ある一定以上の年齢の方は経験されているのではないでしょうか?ご飯を食べている時に「がりっ」となる瞬間を。最近ではそんなことも起こらなくなったのも、この選別技術のおかげなのです。市場に出回るお米の品質は格段に上がり、日本の食卓に大きな影響を与えました。

これを契機に多分野でも光選別技術の応用が本格化され、枝豆や乾燥野菜などに使われるようになり、粒上のものに限らず海苔やパスタなど形状の多様性も広がり、更なる進化をし続けています。