乾燥直後の籾は、青未熟米の混入率によって水分が変化します。次の表を参考に乾燥停止水分を決めて下さい。
| 青米粒数(100粒中) | 乾燥仕上設定水分 | 乾燥停止後の水分変化 |
|---|---|---|
| 0-5粒 | 16.0-15.6% | 0.5%乾く |
| 6-10粒 | 15.5-15.1% | ほとんど変わらない |
| 11粒以上 | 15.0% | 0.5%戻る |
過乾燥は食味の低下、胴割れを招き米の商品価値が下がるばかりでなく、経済的損失も大きくなります。
| 仕上水分 | 損失重量 | 1俵当り損失 | 灯油損失 | 電力損失 | 損失合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 14.5% | 702g | 140円 | 30円 | 4.5円 | 174.5円 |
| 14.0% | 1,047g | 209円 | 40円 | 6.0円 | 255.0円 |
| 13.5% | 1,387g | 277円 | 50円 | 7.5円 | 334.5円 |
| 13.0% | 1,724g | 345円 | 60円 | 9.0円 | 414.0円 |
注)仕上げ水分15.5%を基準とし、米価は1俵当り12,000円とした。
1俵当り水分1%乾かすのに灯油代は20円、電力は3円として算出。
個々の生籾の水分を比べてみると、稲株が生えていた場所、穂に付いた位置などの条件により、かなりの水分のバラツキがあることが判ります。 この水分のバラツキが大きい場合は、常温通風の予備乾燥や乾燥途中の調質休止を行って下さい。 水分の均一化が図れると共に胴割れが防止でき、高いお米の品位が確保できます。
立毛中の胴割れや脱ぷ粒等の被害防止のため刈取りは適期を逃さずに。刈取り開始時刻は乾燥経費と作業能率を考え、籾水分が高い午前は避けて行いましょう。

刈取り適期は品種・栽培方法、天候等によって異なりますが、特に登熟期間の温度は、右の図のように、品質に大きく影響し、出穂後の積算温度が900-1100℃の間が目安とされています。また、同一な品種、栽培条件での機械刈り適期は、せいぜい10日間以内です。
| 時刻 | 10:00 | 10:30 | 11:00 | 11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 籾水分(%) | 23.7 | 22.5 | 22.1 | 21.3 | 19.8 | 19.0 | 18.5 |
米の品質面を考慮すると水分22%以下になってからの刈取りがよく、機械の能力を十分に発揮できます。