先輩の声

伏田 真矢

既存技術の応用で
新規分野を切り開く

伏田 真矢

技術本部 計測チーム
環境工学科卒
2006年入社

現在の業務内容は?

新規分野の基礎研究や製品開発

新規分野の基礎研究や製品開発

サタケの既存の事業分野だけはなく、新規分野に関する基礎研究や製品の開発を手がけています。同じ技術本部の他部署と比べても、比較的少人数の部署なので、専門的に1つの業務に集中するわけではなく、機械設計、ソフトウェア設計、分析や測定といった研究・開発業務の他、現地試験や販売促進活動など、非常に多岐に渡って仕事を行っています。

入社以来、水稲や小麦などの穀類を中心に「生育診断」の業務をおこなってきました。「生育診断」とは農作物の定期健康診断のようなもので、美味しい農作物が収穫できるように、生育段階での適切な肥料のやり方を判断することです。サタケの機械は収穫後(ポストハーベスト)の分野で活躍することが多いですが、収穫前(プレハーベスト)の分野にも強みがあり、私が担当していた圃場生育診断システム「アグリビュー」や葉身窒素測定器「アグリエキスパート」があります。

また、最近では農業以外の分野で、バラスト水生物検査装置という機械を開発しています。「バラスト水」とは、船のバランスをとるために船底に積む、重石替わりの水のことです。出港地にて積み込み、入港地で排出される際、水に含まれる微生物まで排出され入港地の生態系に影響を及ぼすことがあるものです。

この機械は船舶・海洋分野で活躍が期待される機械で、水中のプランクトンの数を簡単に推定できる機械です。サタケの主力製品である光選別機などで培った光学技術にヒントを得て、世界に類を見ない新しい手法を確立しました。この機械を世界中の港や船で使ってもらえるよう、技術改善やアピール活動をおこなっています。

印象に残っている業務・成果・失敗体験とは?

国際会議用の文書作成に英語力が必要

私は農業機械系の専攻で大学を卒業し、サタケに入ってからも農業をサポートする業務をおこなってきましたが、バラスト水生物検査装置の業務を始めてからは初めての経験ばかりで刺激的な毎日を送っています。大学の実習船に同乗させてもらって瀬戸内海を巡りながら試験と船内での生活を繰り返した経験から始まり、建造中の穀物輸送船や自動車運搬船の中を見学したり、日本各地の港でプランクトンを採取して測定試験をしたり、真冬の寒風吹きつける海岸で現地試験をおこなったりと、印象深い業務が立て続けに入ってきています。

また、バラスト水生物検査装置を世界に認めてもらうために、英語で学会用の論文や国際会議用の文書を作ることもあり、英語力のなさを嘆くこともあります。サタケはこれからますます世界に向けて新しい機械を届けていくことになると思うので、英語力は学生のうちから鍛えておいた方が役立ちますね。

今はバラスト水生物検査装置がヒット商品になってくれるよう祈りながら仕事をしています。サタケにとっては全くの新規事業となるので、成功できたら会社にとっても大きな力となる仕事を任せてもらっているのは嬉しいことです。

サタケの魅力、やりがいとは?

プライベートな時間も確保

プライベートな時間も確保

サタケは会社をあげてワーク・ライフ・バランスに取り組んでいますので、内勤者の私は基本的にカレンダー通りに勤務しています。休日は私の趣味である野球・テニスや家庭菜園をしていることが多いですが、さらに計画的な有休の取得も可能なので、海外旅行に出かけることもできます。就職活動をしていた学生時代、沢山の給料をもらえても、それを使うプライベートの時間を確保できない会社には絶対に入りたくないと思っていた私にとって、サタケはとても合っていると思います。

これから取り組もうとしている課題・目標は?

上位の資格取得に向け、継続して努力

農業分野の技術士(科学技術分野における国家資格の最高峰)の資格取得を目指して勉強し、平成26年3月に取得することができました。この技術士という資格には、マネジメント能力も問われる上級の総合技術監理部門があり、さらにはAPECエンジニアという国際的に認知されたものもあります。今後サタケは、益々グローバルな展開を行っていきますので、その時に自分の存在を高めることができるよう、それら上位の資格取得に向けて今後も継続して努力したいと思います。上司からも、将来サタケを背負って立つような人材になるようにと期待されているので、必ずその期待に応えたいと思います。

どんな後輩と一緒に働きたいですか?

まずはチャレンジしてみる姿勢で

「挨拶をする人」・・・挨拶は社会人の基本ですし、挨拶を自然にできる職場では気持ちよく働くことができます。

「人の話を聞く人」・・・自分の意見を持つことは大切ですが、まず相手が話そうとしていることを理解すべきです。

「自然な笑顔を作れる人」・・・笑顔は心に余裕がないと作ることができません。雰囲気の良い場を作るには必須です。

「知的好奇心が旺盛な人」・・・研究・開発業務は最新技術との追いかけっこですが、最新技術はそれまでの技術を知らないと作ることはできません。何事も貪欲に知りたいという姿勢が必要です。

「仕事の選り好みをしない人」・・・自分自身の評価は他人が決めるものです。与えられた仕事に馴染みが無くても、まずはチャレンジしてみる姿勢であってほしいと思います。

企業人・社会人としてやっていくための“コツ”や“ツボ”は?

ベストパフォーマンスを示せる生活リズムを整える

通常、会社は8時30分に始まり、17時15分に終業する、という繰り返しです。会社に雇われている以上、会社にいる時間でベストパフォーマンスを示せるような生活リズムを作っていく必要があります。学生時代に不規則な研究室生活や、昼夜が逆転した生活に慣れた人、無理な徹夜を繰り返している人は、入社までに生活リズムを修正しておきましょう。また、社会に出ると社内外を問わず色々な人と接することになります。接する人たちはそれぞれ異なった考え方、性格の持ち主ですので、自分が苦手に感じる人も中には存在するでしょう。しかし、自分の好きなタイプの人とだけ付き合っていれば良かった学生時代と異なり、社会人は苦手な人ともうまく付き合っていく必要があります。仕事を進める上で誰がキーマンであるかは、相手と深く付き合ってみなければわかりません。誰とでも良好な関係を築けるよう、努力するべきです。

皆さんへのメッセージ

現在、農業はとても注目を浴びている産業です。これまで、じわじわと衰退してきていた農業が浮上するきっかけをつかもうとしています。サタケは農業を支えるメーカーとして、時代とともに製品を進化させてきましたが、これからの十数年間で時代が求める農業機械も大きく変化する可能性があります。大きく変化する時代をリードする製品を開発することができるという意味で、これからのサタケを担う人材は、とても大きなやりがいを感じることができると思います。挑戦心、想像力を試したい人たちが沢山サタケに来てくれることを期待します。

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