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2011年7月25日

ユーザー紹介

日本全国 「ピカ選」ユーザーの声 ―信越・北陸編―

--- 農家用小型光選別機「ピカ選」使用レポート その2 ---

 サタケ(東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、2009年に農家用小型光選別機「ピカ選」を発売して以来、全国各地より大きな反響を頂いています。実際にお使いになられているお客様の生の声をお届けするため、全国各地の農家を訪問し、「ピカ選」の印象や米づくりにかける思いなどをレポートします。今回の訪問先は、「新潟県」と「福井県」です。

「ピカ選」の前に立つ堤芳治さん

「信用第一!品質は絶対に譲れない」


<ユーザープロフィール>
堤芳治(つつみよしはる)氏(58歳)
住所:新潟県新潟市
営農規模:コシヒカリ6ha、酒米2ha、もち米2ha
ディーラー:JA越後中央 味方農機センター 一箭渉(いちやわたる)氏

 信濃川の分流・中ノ口川沿いの肥沃な土地が広がる味方(あじかた)地区は、米や果樹、花きの栽培が盛んな地域。この地区で、とことん品質にこだわった米づくりに取り組むのが堤芳治さん。もともとは花き栽培を主に行っていた堤さんは、19歳で就農して以来切花ひとすじに取り組み、JA越後中央の切花協議会会長を務めるなど、地域の先駆者としての役割を果たしてきた。しかし昨今の景気悪化の影響で切花の価格が低迷、田んぼが増えたこともあり、稲作に専念することに決めた。栽培管理に対するきめ細かさは花き栽培で培われたものであろう。

 堤さんの、品質へのこだわりは育苗にはじまり肥料、農薬、水管理などすべての工程にわたる。特にこだわっているのが活性水の活用で、用水として使用することにより稲の健全な成長を促し、減農薬につなげることもできるという。品質には大いに自信を持っていた堤さん。事実、昨年の記録的猛暑による作柄の悪化の中でも、早生品種については全量一等米を取ることができた。しかし晩生品種については「品質が悪いらしい」という情報が流れていたため、非常に危機感を持ったという。「どうしても一等を取りたい」と思っていた堤さんはこれを契機とし、以前新聞記事で見た光選別機の導入を真剣に考えるようになった。「2日間悩んだ」結果、購入を決めたという。

「いけめん米」パッケージデザイン

 実際に使用してみて、初めは「弾き過ぎではないか」と感じたが、よく見ると確かに微妙な被害粒もきちんと弾いているのが分かった。最も驚いたのは玄米を精米し、白米にした時だ。「玄米段階で光選別に掛けた米は、白米にしてから選別する必要がない」くらい、品質に優れていたからだ。「ピカ選」導入の甲斐があって、晩生品種もすべて一等米で通すことができた。

 「コンパクトだし、使いやすいし、導入して良かった」と、「ピカ選」に対する堤さんの評価は上々だ。5インチの籾摺ラインの一連の工程の中で選別できるため、作業の効率も良かったと感じている。「ピカ選」を「何とか手の届く価格」で導入した堤さんであるが、その効果を目の当たりにした今では「10年使うと思えば安いもんだ」と言い切る。昨年は主食用うるち米のみに使用したが、今年はもちや酒米にも使ってみたいと話す。

 現在、堤さんたちは安全・安心を追求した独自ブランド「いけめん米」の構築に向けた取り組みを進めている。「安全・安心のため、正直に米づくりをする生産者にはそれ相当の対価が支払われるべき」と力説する堤さん。そのためのブランド化であり、今後も品質の良い米を提供し続けていくことが、ブランドへの信用につながると考えている。



「ピカ選」を2台並列にして使用する関隆さん

「目指すは大名!若者に夢を与える農業を」


<ユーザープロフィール>
関隆(せきたかし)氏(59歳)
住所:新潟県魚沼市
営農規模:コシヒカリ25ha、もち米5ha
ディーラー:(株)ジャパンライスシステム 営業課長 五十嵐哲(いからしさとし)氏

 「その昔の大名というのは、最低が1万石。300町歩の田があれば1万石の米が取れる。オレは『大名』を目指すんだ」。そう夢を語る関隆さんの構想はとにかくスケールがでかい。だが、単に規模拡大だけを考えているのではない。そこには農業に対する社会の見方を変え、地位を向上させたいという熱い思いが込められている。

 もともと地元企業に勤めていた関さんは、26歳で退職し本格的に農業の道へ入る。当初は米とスイカ、合わせて2町歩と1反からスタートした。夫婦力を合わせて取り組んだ結果、36歳の時にはスイカ栽培で日本農業賞新潟県代表に選ばれるまでになった。しかし先々のことを考えると不安が拭えなかったという。「経営者の先輩から、戦略とは捨てること、と教わってね、それでスイカを捨てた」と、米づくりに専念することを決めた。

 米専業になると決めてからはひたすら規模の拡大を目指してきたが、逆に反収にはあまり関心が無かったという。「魚沼コシ」というブランドのおかげで高く売れていたからだ。しかし昨今の米価の低迷で「栽培技術の向上も大事」と考えを変えざるを得なくなったという関さん。近隣に反収の多い農家があれば、肥料や水の管理など見よう見まねで技術を習得し、当初8俵だった反収は9.4俵となった。

関さんは新潟県認定農業者会の会長も務める

 光選別機「ピカ選」を導入したのも、品質面の向上を考えてのことだ。作業を請負う場合でも「米の品質は即、信用につながる」と考える関さんは、「光選別機を導入したことで他との差別化ができ、競争力が増す」と、今後の規模拡大に向けた布石として光選別機を非常に重要視している。また「虫に喰われた分だけはねればいい」と言い切る関さんは今年、カメムシの防除をやめた。その結果、薬剤散布にこれまで100万円ほど掛かっていたのが不要になるのだという。

 農業を取り巻く環境は今、変化の真っただ中にあるが「これからいよいよ『戦国時代』に入る」と関さんの鼻息は荒い。農地が流動的になれば、その分規模拡大のチャンスも広がるというわけだ。「頼まれてからでは遅い、その時に備えて先手を打った者が勝ち」と考える関さんは、いち早く設備面においても整備を進めてきた。100haを想定して建設した広いライスセンターには最新式の機械を揃え、営農規模が大きくなっても余裕を持って対応できる態勢をつくった。

 関さんは地域のリーダーとして、担い手の育成や青年農業者の育成に尽力してきたことなどが称えられ、本年1月に社団法人大日本農会より「緑白綬有功賞」を受賞した。青年の育成の秘訣を尋ねると「関さんを見て『自分も農業がやりたい』と、若者に思ってもらえること、それに尽きる」と答えが返ってきた。次代を担う若者に夢を与えるためにも、関さんは自らの夢に向かって歩み続けている。



阿難祖生産組合・組合長の銅子正憲さん

「品質による差別化で、設備稼働率もアップ!」


<ユーザープロフィール>
農事組合法人 阿難祖(あどそ)生産組合
 組合長 銅子正憲(どうこまさのり)氏(64歳)
 施設部長 土屋幸男(つちやゆきお)氏(74歳)
住所:福井県大野市
営農規模:コシヒカリ10ha、酒米8.7ha、もち米8.3ha、大麦6.3ha 他
ディーラー:福井クボタ 特機課 堀江直仁(ほりえなおひと)氏

 福井県嶺北地方の東端に位置し県下で最大の面積を有する大野市。冬季、豪雪に見舞われるこの地域は、昼夜の寒暖の差が大きい盆地気候と水の良さから、良食味米の産地として古くから知られている。また酒米「五百万石」の生産が盛んな地域でもある。

 阿難祖生産組合は、1集落1農場として福井県で初めて、昭和59年に設立された生産組合で、集落排水施設の整備にいち早く取り組んだ地区でもある。設立以来24戸の農家が加入し、一括プールした収益を所有面積に応じて配分する「完全プール計算方式」により完全協業体制を敷いている。経営面においては組合員相互の努力によって順調に推移しているが、近年の米価の低迷を受け、今後も価格を維持できるのか不安が募っていたという。

 そこで取り組みを始めたのが「阿難(あど)祖(そ)米(まい)」という名前でのブランド構築だ。もともと良食味米として評価が高い米であるが、「価格を維持するためには品質を上げるしかない」と、組合長の銅子正憲さんは感じていた。また米を販売した先から「黒い米が混じっている」とのクレームを受けたこともあり、「これからは光選別機が必要だ」と痛感したという。

施設部長の土屋幸男さん

 福井クボタの実演会で初めてサタケの光選別機「ピカ選」を見た銅子さんは「こんな華奢な機械で、本当に能力が出るのか?」とはじめはその性能を訝った。しかし実際米が選別される様子を見て納得したという。ちょうどそのころ乾燥機・籾摺機も更新時期を迎えていたため、一式で入れ替えることにした。

 組合員の中にはさまざまな意見があったようだが、結果的にはすべての乾燥調製機器をサタケ製品で揃えた。「メンテナンスのことも考え、トータルで使いやすい設備を選んだ」と話すのは施設部長の土屋幸男さん。実際に「ピカ選」を導入してみて、できた米が「余所の米とは違う」とその効果を実感している。また「どこで聞きつけてきたのか、自分の米を光選別機に通してほしいという農家が市外からもやってくる」と話すように、光選別機を導入したことが他の施設との差別化になり、稼働率の向上にもつながっているようだ。

 現在、阿難祖生産組合では収益向上のため、酒造会社との契約による酒米の栽培や、菓子組合との契約によるモチ米の栽培のほか、種子麦の栽培にも取り組んでいる。主力のコシヒカリについては光選別機によって品質を向上させ、ブランドを確立させていく考えだ。また、計画的な作付けや効率の良い機械利用によって極力手間を省き、経費を削減するなど、経営のより一層の安定化を目指している。



以上

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)

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