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製品・技術

業務用IH炊飯機「炊飯マイスター」を開発

2006.07.26

平成18年7月26日

新製品

業務用IH炊飯機「炊飯マイスター」を開発

--- サタケ・東京電力・中部電力・中国電力の4社で共同開発 ---

 サタケと東京電力株式会社、中部電力株式会社、中国電力株式会社の4社は、このたび、学校・病院・仕出し給食など、大量の炊飯を行われるお客さま向けに、業務用IH炊飯機「炊飯マイスター(※1)」を共同開発しました。本年9月より、サタケがこの炊飯機を搭載した「業務用小型IH炊飯システム」の販売を開始します。

 このたび開発した「炊飯マイスター」は、釜の底面部と側面部の両方にIH加熱が可能な設計とし、炊飯機の釜の形状も円筒型としました。これらにより、制御性に優れた2つのインバーター(※2)でパターン制御加熱して釜の中に強い対流を生じさせ、ムラなく美味しいご飯を炊き上げることが可能になりました。また、2つの釜を1ユニット化し、側面部のIH加熱用のイバーターを共有化することにより、コスト低減を図りました。さらに、清掃しやすいように、本体の突起部を極力少なくしたほか炊飯機下のスペースを確保するなど、衛生面にも配慮しました。
 「炊飯マイスター」の価格は、炊飯能力20釜/hのタイプ(型式:RSRCB20A)で850万円(税込)。この炊飯機を搭載した業務用小型IH炊飯システム(標準モデル)で約2,300万円になります。
 サタケは、業務用炊飯機の導入や入れ替えを検討中のお客さまに「炊飯マイスター」を積極的にご提案するとともに、炊飯に関するコンサルトも行い、ハード・ソフトの両面からお客さまのニーズにお応えするよう努めてまいります。

 (※1)炊飯マイスター:このたび開発した業務用IH炊飯機の商品名。
 (※2)インバーター:IH炊飯機は、コイルに電流を流して、そこで発生する磁力線の力を使って釜を発熱させて炊飯する仕組み。インバーターは、コイルに電流を流すための装置。

<参考> 業務用IH炊飯機「炊飯マイスター」の概要

1.主な特長

(1)ムラなく美味しいご飯の炊き上げが可能
釜の底面部と側面部の両方にI加熱が可能な設計とし、炊飯機の釜の形状も円筒型としました。これらにより、制御性に優れた2つのインバーターでパターン制御加熱して釜の中に強い対流を生じさせ、ムラなく美味しいご飯を炊き上げることが可能になりました。
(2)低コストを実現
2つの釜を1ユニット化し、側面部のIH加熱用のインバーターを共有化することにより、コスト低減を図りました。
(3)衛生面にも考慮
清掃しやすいように、本体の突起部を極力少なくしたほか炊飯機下のスペースを確保するなど、衛生面にも配慮いたしました。
(4)作業環境が良好に
熱効率が高く放熱が少ないため、炊飯時の作業環境が良好となり、空調管理も容易です。

2.システム概要図(1ユニット、2口タイプ)

炊飯食味計

3.外観(写真は2ユニット、4口タイプ)

業務用IH炊飯機「炊飯マイスター」

4.開発体制

(1)開発者
■株式会社サタケ
住所:広島県東広島市西条西本町2番30 号、代表取締役社長:佐竹 利子
■東京電力株式会社
住所:東京都千代田区内幸町1丁目1番3号、取締役社長:勝俣 恒久
■中部電力株式会社
住所:愛知県名古屋市東区東新町1番地、代表取締役社長:三田 敏雄
■中国電力株式会社
住所:広島県広島市中区小町4番33 号、取締役社長:山下 隆
(2)開発期間
平成17 年5月―平成18 年3月

5.仕様表
型式RSRCB15ARSRCB20ARSRCB25ARSRCB30A
炊飯能力 生米 kg/h(釜/h)
105(15)
140(20)
175(25)
210(30)
炊飯ユニット寸法(mm)
幅 W
5,100
6,330
7,620
8,850
奥行 D
1,050
1,050
1,050
1,050
高さ H
1,810
1,810
1,810
1,810
定格電力(kW)
45
60
75
90
価 格(円:税込)
未定
8,500,000
未定
未定

6.「炊飯マイスター」を搭載した業務用小型IH炊飯システムの例

業務用小型IH炊飯システムには、「洗米機」「浸漬タンク」「蒸らしコンベア」「反転ほぐし台」などが追加されますが、ご要望や設置場所により設備内容は変わります

業務用小型IH炊飯システムの実施例

業務用小型IH炊飯システムのレイアウト例 (20釜/h)

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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